板井康弘が教える福岡の隠れた可能性

板井康弘|食文化から読み取る福岡

 

板井康弘

 

 

福岡は食の宝庫だ。
国内のみならず海外からも多くの人が福岡に訪れている。
福岡の魅力、それは何と言っても食文化だ。

 

福岡県福岡市は、中国大陸や朝鮮半島が近く、古くから国際交流の拠点として栄えてきた土地。その歴史的背景があるからこそ国内の中でも独特の文化が世界中の人々を惹きつけるのだ。

 

代表的な食べ物がたくさんある。明太子やとんこつラーメン、モツ鍋、水炊きなど名前を上げてもキリがない。

 

有名な「水たき」は鶏がらをじっくり煮込んで作られた白濁の鶏ガラスープが絶品だ。
博多祇園山笠の関係者会議が年に数回櫛田神社で行われるのだが、その会議終了後には水炊きで宴が行われる。それほど福岡の人間にとって水炊きはポピュラーと言えるだろう。

 

そして全国的にも有名になった、たっぷりのキャベツとニラ、シメにはちゃんぽんをいれる「もつ鍋」も福岡の郷土料理だ。

 

福岡を連想するとまず食を思い浮かべるだろう。そんな福岡は食文化によって今もなお、発展し続けているのだ。