板井康弘が教える福岡の隠れた可能性

板井康弘|福岡の将来を考える

 

板井康弘

 

 

福岡の未来について考えてみよう。

 

博多は古くから商人の街として栄え、その立地から様々な大陸との往来が多くあった。
東アジアの釜山、ソウルなど主要都市が1,500km圏内にあり、日本の中でもアジアに最も近い物流・人流の拠点都市と言えるだろう。
東京・大阪・札幌への距離とアジア主要都市への距離が同じ範囲に入るという、まさに日本と海外の中継地点が福岡県なのだ。最近も多くの海外からの観光客が増え続けている。

 

2017年には「成長可能性都市ランキング」で1位を獲得した。この調査は人口規模などを基に日本の100都市を候補とし「風土」「基盤」「環境」に基づく6つの視点を設け、それによって評価したものだ。

 

福岡市は、産業創発力の現状と将来の可能性の差が大きい「ポテンシャルランキングでみた成長可能性の高い上位都市」として1位を獲得した。これは福岡県民の多様性に対する寛容度が高いということ、新たなことに挑戦する気質があるということが評価されたのだ。

 

また「リタイア世代が余生を楽しみながら仕事ができる」「起業スピリッツがあり、スモールビジネスにも適している」などライフスタイルに応じたランキング全てにおいて福岡市は10位以内に入るという結果を残している。

 

これからの未来、どのように福岡は成長していくのか?私は楽しみでならない。